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ゲームVCのマイク、勝手に入らないようにするには?音声検出とPTTをやさしく解説【超初心者向け】

Tags: VC設定, ボイスチャット, マイク設定, ゲームVC, PTT

『伝わるVC入門』へようこそ。このサイトは、ゲームのボイスチャット(VC)をこれから始めてみたい、あるいは始めたばかりという超初心者ゲーマーの皆さんを応援するためのサイトです。

ゲームVCに挑戦しようと思ったとき、「自分の声や周りの音が勝手に他の人に聞こえてしまうんじゃないか」「話したい時にどうすればマイクがオンになるんだろう」といった疑問や不安を感じるかもしれません。

ゲームで使う多くのボイスチャットソフトには、マイクから入力された音声をどのように拾うかを決める、主に二つの方法があります。それが「音声検出」と「プッシュトゥトーク(PTT)」です。

この記事では、この二つの設定がそれぞれどのような仕組みで、どんなメリット・デメリットがあるのかを、初心者の方にも分かりやすく解説します。自分に合った設定を選ぶことで、ゲームVCがもっと快適で安心できるものになりますよ。

マイク入力の二つの方法:「音声検出」と「プッシュトゥトーク(PTT)」

ボイスチャットソフトのマイク設定でよく目にするのが、この二つの選択肢です。どちらを選ぶかで、マイクが音声を拾うタイミングが変わってきます。

1. 音声検出(Voice Activity Detection - VAD)

仕組み: 音声検出は、マイクが一定以上の音量や声のパターンを検知したときに、自動的にマイクがオンになる設定です。あなたが話し始めたり、近くで大きな音が出たりすると、ソフトウェアがそれを感知して音声が他のプレイヤーに届くようになります。話すのをやめたり、静かになったりすると、マイクは自動的にオフになります。

メリット: * 話すたびにボタンを押す必要がないため、両手をゲーム操作に集中させやすいです。 * 会話がスムーズで、より自然な話し方ができます。

デメリット: * 意図しないタイミングで周りの音(キーボードのタイピング音、マウスのクリック音、家族の声、ペットの鳴き声など)を拾ってしまう可能性があります。 * マイクの感度設定が適切でないと、小さな声が届かなかったり、逆に少しの物音でマイクがオンになってしまったりします。

こんな方におすすめ: * 比較的静かな環境でゲームをしている方。 * ゲーム中によく話す方、または常にチームと自然な会話をしたい方。 * ゲーム操作で手が塞がることが多い方。

2. プッシュトゥトーク(Push To Talk - PTT)

仕組み: プッシュトゥトーク(PTT)は、「設定した特定のキー(ボタン)を押している間だけ」マイクがオンになり、音声が他のプレイヤーに届く設定です。キーを離すと、マイクはすぐにオフになります。トランシーバーのように、話したいときにだけボタンを押すイメージです。

メリット: * キーを押している間だけマイクがオンになるため、意図しない声や周りの環境音が他のプレイヤーに聞こえるのを確実に防ぐことができます。 * プライベートな会話や環境音を気にすることなくVCを利用できます。

デメリット: * 話すたびにキーを押す必要があるため、慣れるまでは少し手間取ることがあります。 * 割り当てたキーによっては、ゲーム操作と干渉してしまう可能性があります。

こんな方におすすめ: * ゲームをしている部屋に周りの音が多く、それらを拾いたくない方。 * プライバシーを非常に重視する方。 * ゲーム中に話す頻度がそれほど高くない方。 * マイクが勝手にオンになることに不安を感じる方。

自分に合った設定を選んでみましょう

音声検出とプッシュトゥトークのどちらを選ぶかは、あなたのゲーム環境やプレイスタイル、そして何よりも「VCをどんな風に使いたいか」によって変わってきます。

どちらの設定も、VCソフトの音声設定画面で簡単に切り替えられることが多いです。まずはそれぞれの特徴を理解して、実際に試してみて、ご自身の環境や好みに合う方を選んでみてください。

まとめ

ゲームVCのマイク入力設定には、自動でオンになる「音声検出」と、キーを押している間だけオンになる「プッシュトゥトーク(PTT)」があります。

音声検出は手軽ですが、環境音を拾う可能性があります。PTTは少し操作が必要ですが、確実に周りの音を遮断できます。

どちらの設定も一長一短ありますので、ご自身のゲーム環境やVCの使い方を考えて選ぶことが大切です。迷ったら、まずは試しに使ってみて、不便に感じたら別の設定に変えてみるのが一番です。

自分に合った設定を見つけることで、ゲームVCがより快適になり、ゲームを一緒にプレイする仲間とのコミュニケーションがもっと楽しくなるはずです。

もし設定方法で分からないことがあれば、使っているVCソフトのヘルプや他の記事も参考にしてみてください。皆さんのVCライフがより良いものになることを願っています。