これで安心!ゲームVCソフトで最初に確認すべき最低限の設定ガイド【超初心者向け】
ゲーム仲間とのコミュニケーションを深めるのに便利なボイスチャット(VC)。「よし、VCソフトを入れてみよう!」と思っても、たくさんの設定項目があって、どこから手をつければいいか迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、VCソフトを初めて使う方が「これだけは最低限確認・設定しておけば大丈夫!」というポイントをやさしく解説します。難しい設定は後回しにして、まずはゲームで快適にVCを始めるための第一歩を踏み出しましょう。
なぜ最初の設定確認が大切なの?
VCソフトには、あなたの声を聞き取るマイクや、相手の声を聞くスピーカー(ヘッドセット)の設定、声の大きさを調整する機能など、様々な設定があります。これらの設定が正しくできていないと、
- 相手に自分の声が聞こえない
- 相手の声が自分に聞こえない
- 周りの音まで拾ってしまう
- 声が小さすぎる、または大きすぎる
といった困った状況になってしまいます。これを防ぎ、スムーズにVCを始めるために、いくつかの基本的な設定を最初に行うことが大切なのです。
VCソフトを開いたら、まずどこを見ればいい?
VCソフトの設定画面は、ソフトの種類によって場所や見た目が少しずつ異なります。しかし、多くのVCソフトでは、画面のどこかに設定やオプションといった項目があります。
- 歯車のアイコン⚙️ や レンチのアイコン🔧 を探してみましょう。これらのアイコンは設定を示すことが多いです。
- 画面の左下や右上に、あなたのユーザー名やアイコンと一緒に表示されていることもあります。
- メニューバーに「設定」「オプション」「音声設定」といった項目がある場合もあります。
設定画面を見つけたら、次に解説する「音声」「オーディオ」「ボイス&ビデオ」といった名前の項目を探してください。ここでマイクやスピーカーの設定を行います。
最低限確認・設定したい5つのこと
音声設定の画面を開いたら、以下の5つのポイントを順に確認・設定してみましょう。
1. あなたの声を聞かせる準備:マイク(入力デバイス)を選ぶ
VCソフトに「どのマイクを使ってあなたの声を聞き取るか」を教えてあげる設定です。
- 「入力デバイス」 または 「マイク」 という項目を探します。
- ここには、PCに接続されている様々な機器の名前が表示されます。使いたいマイクや、マイク付きヘッドセットの名前を選びましょう。
- ノートPCの内蔵マイク、Webカメラのマイクなど、意図しないマイクが選ばれていると、声がうまく伝わらないことがあります。あなたがVCで使いたいと思っているマイクの名前が正しく表示されているか確認し、選択してください。
2. 声をどう送るか決める:マイク感度またはPTT
あなたの声が「いつ」「どのような状態で」相手に届くかを決める設定です。主に以下の2つの方法があります。
- 音声検出モード: 声を出したときに自動的にマイクがオンになる設定です。「マイク感度」という項目で調整します。マイク感度を適切に設定しないと、息づかいやキーボードの打鍵音など、声以外の小さな音まで相手に聞こえてしまうことがあります。最初はデフォルト設定のままで試し、周りの音を拾いすぎる場合は感度を調整してみましょう。
- PTT(Push to Talk)モード: 特定のキー(ボタン)を押している間だけマイクがオンになる設定です。「プッシュトゥトーク」「キーバインド」といった項目を探します。この設定にすると、話したいときにだけボタンを押せば良いので、周りの雑音を相手に聞かせる心配がありません。超初心者の方や、静かな環境でVCできない方にはおすすめです。PTTを使う場合は、ゲーム中でも押しやすいキーを設定しましょう。
最初はどちらか片方の設定を試してみて、使いやすい方を選ぶと良いでしょう。迷ったら、まずはPTTから試すのがおすすめです。
3. 相手の声を聞く準備:スピーカー(出力デバイス)を選ぶ
VCソフトが「どの機器から相手の声を出すか」を決める設定です。
- 「出力デバイス」 または 「スピーカー」「ヘッドホン」 という項目を探します。
- ここには、PCに接続されているスピーカーやヘッドセットの名前が表示されます。
- あなたが相手の声を聞きたい機器の名前(普段ゲーム音を聞いているヘッドセットなど)を正しく選択してください。ノートPC内蔵スピーカーや、普段使っていないモニターのスピーカーが選ばれていると、相手の声が聞こえません。
4. 聞き取りやすい音量に調整する
VCソフトやゲーム、PC全体で、それぞれの音量をバランス良く調整することが快適なVCには不可欠です。
- VCソフト内の音量設定: VCソフト自体に、あなたのマイク音量や、相手の声を聞くスピーカー音量を調整するスライダーがあります。まずはここで全体のバランスを調整してみましょう。
- ゲーム内の音量設定: ゲーム側にも音量設定があります。VCの声が小さく感じる場合は、ゲームのBGMや効果音の音量を少し下げることも有効です。
- PC全体の音量ミキサー: Windowsの場合、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサーを開く」を選ぶと、起動中のソフトごとの音量を個別に調整できます。VCソフトやゲームの音量が極端に小さくなっていないか確認できます。(Macの場合は「システム設定」から「サウンド」を選び、各アプリケーションの音量を確認します)
VC中に他の人の声が小さすぎたり大きすぎたりする場合は、VCソフト内の設定で、特定の人の音量を個別に調整できる機能がある場合もあります。
5. 緊急時に必須!ミュートの使い方
VC中に急に家族に話しかけられたり、大きな物音がしたりした場合に便利なのが「ミュート」機能です。
- マイクミュート: あなたの声が相手に聞こえなくなる機能です。重要な情報だけを伝えたい時や、離席する時などに使います。VCソフトの画面上に、マイクのアイコンと「ミュート」というボタンがあることが多いです。アイコンに斜線が入っているとミュート状態です。
- スピーカーミュート: 相手の声が自分に聞こえなくなる機能です。スピーカーのアイコンと「ミュート」ボタンがあることが多いです。
これらのミュートボタンの位置を覚えておくと、いざという時に慌てずに対応できます。
まとめ:まずはこの5つを確認してみましょう
VCソフトの初期設定は、超初心者の方にとっては少し複雑に感じられるかもしれません。でも大丈夫です。まずは今回解説した
- マイク(入力デバイス)選択
- マイク感度 or PTT設定
- スピーカー(出力デバイス)選択
- 適切な音量調整
- ミュートボタンの確認
という5つのポイントだけを確認・設定してみてください。
これらの設定ができていれば、VCであなたの声を届け、相手の声を聞くという基本的なことができるようになります。設定が終わったら、VCソフトにあるテスト機能を使ってみたり、友達と短時間つないでみたりして、実際に声が聞こえるか確認してみましょう。
VCに慣れてきたら、ノイズ抑制や音質調整など、さらに快適にするための設定にも挑戦してみてください。まずはこの最低限の設定で、ゲームVCの世界に安心して飛び込んでみましょう!