【超初心者向け】ゲームVCに必要なマイク・ヘッドセットをPCにつなぐ基本ガイド
ボイスチャット(VC)を使ってゲームをより楽しむためには、マイクやヘッドセットが必要です。でも、「買ったは良いけど、どうやってパソコンに繋げば良いの?」と迷ってしまう初心者の方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、ゲームVCで使うマイクやヘッドセットを、お使いのパソコンに接続するための基本的な方法をやさしく解説します。専門的な知識は必要ありませんので、どうぞご安心ください。
なぜマイクやヘッドセットをPCに接続する必要があるのでしょうか?
ゲームVCでは、自分の声をチームメイトに届けたり、チームメイトの声を聞いたりするために、マイクとスピーカー(またはヘッドホン)が必要です。パソコン本体にマイクやスピーカーが付いている場合もありますが、ゲーム向きではなかったり、周りの音を拾いすぎてしまったりすることがあります。
専用のマイクやヘッドセットを使うことで、自分の声をクリアに届け、ゲーム音やチームメイトの声をしっかり聞き取ることができるようになります。
マイク・ヘッドセットの主な種類と接続方法
ゲームでよく使われるマイクやヘッドセットには、いくつかの種類があり、それぞれパソコンとの接続方法が異なります。ここでは代表的なものをご紹介します。
1. USB接続タイプ
- 特徴: パソコンの「USBポート」と呼ばれる四角い差込口に接続するタイプです。
- 接続方法: パソコンの空いているUSBポートに、マイクやヘッドセットのケーブルを差し込むだけで接続できます。とても簡単で、初心者の方におすすめです。
- メリット: 接続が簡単、多くのパソコンに対応している、音質が安定しやすい傾向があります。
- デメリット: USBポートを一つ使用します。
2. 3.5mmミニプラグ接続タイプ
- 特徴: イヤホンなどでよく見かける、細い金属の棒状のプラグを差し込むタイプです。色や端子の形がいくつか種類があります。
- 接続方法: パソコンの側面や背面に付いている、丸い穴(端子)にプラグを差し込んで接続します。
- マイク端子: 一般的にピンク色の丸い穴で、「マイク」やマイクのイラストが付いています。ここにマイクのプラグ(ピンク色やマイクのイラストが付いていることが多い)を差し込みます。
- ヘッドホン(またはスピーカー)端子: 一般的に緑色の丸い穴で、「ヘッドホン」やヘッドホンのイラストが付いています。ここにヘッドホンやヘッドセットのヘッドホン側プラグ(緑色やヘッドホンのイラストが付いていることが多い)を差し込みます。
- COMBO端子: 最近のノートパソコンなどによく見られる、一つの穴でマイクとヘッドホンの両方の機能に対応している端子です。通常、ヘッドセットのイラストが付いています。この場合は、マイクとヘッドホンのプラグが一本にまとまっているタイプのヘッドセットを使用します。もしヘッドセットのプラグがマイク用とヘッドホン用で二本に分かれている場合は、変換ケーブルが必要になることがあります。
- メリット: シンプルな構造のものが多い、手頃な価格帯のものが多いです。
- デメリット: パソコン側の端子の種類を確認する必要がある、マイクとヘッドホンのプラグが分かれている場合に間違えないように注意が必要です。
3. ワイヤレス接続タイプ(Bluetoothなど)
- 特徴: ケーブルを使わずに、電波でパソコンと接続するタイプです。
- 接続方法: Bluetooth機能を使うか、製品付属の専用USBアダプターをパソコンに接続して使います。Bluetooth接続の場合は、パソコン側で設定画面を開いてペアリング(機器同士を認識させる作業)を行う必要があります。
- メリット: ケーブルがないので動きやすい、デスク周りがすっきりします。
- デメリット: 充電が必要、接続が不安定になる可能性がゼロではない、初期設定が少し複雑な場合があります。
パソコンへの物理的な接続手順
ここでは、最も一般的なUSB接続と3.5mmミニプラグ接続について、具体的な手順を説明します。
USB接続の場合
- マイクまたはヘッドセットのUSBケーブルの、パソコンに差し込む側の端子を確認します。
- パソコン本体(デスクトップパソコンなら前面や背面、ノートパソコンなら側面)にある、四角い形のUSBポートを探します。通常、複数のポートがあります。
- ポートの向きとケーブルの端子の向きをよく見て、奥までしっかりと差し込みます。
- 正しく差し込めば、パソコンが新しい機器を認識したことを知らせる音が鳴ったり、画面右下などにメッセージが表示されたりすることがあります。
3.5mmミニプラグ接続の場合
- お使いのマイクまたはヘッドセットのプラグが、マイク用(ピンク色やマイクマーク)とヘッドホン用(緑色やヘッドホンマーク)で分かれているか、それとも一本のCOMBOプラグ(ヘッドセットマーク)になっているかを確認します。
- パソコン本体にある、対応する丸い端子を探します。端子の周りに色やイラストが描かれていることが多いので、よく見て確認してください。
- マイク用プラグはピンク色の端子へ。
- ヘッドホン用プラグは緑色の端子へ。
- COMBOプラグはヘッドセットマークの端子へ。
- 対応する端子に、プラグを奥までしっかりと差し込みます。
- 正しく差し込めば、パソコンが新しい機器を認識したことを知らせる音が鳴ったり、メッセージが表示されたりすることがあります。
パソコンでの基本設定(デバイスの確認)
物理的にケーブルを繋いだだけでは、まだパソコンがどのマイクやスピーカーを使えば良いか分からないことがあります。パソコンに正しく認識されているか、簡単な確認をしてみましょう。
(※詳しい設定方法は、パソコンのOS(Windowsなど)やVCソフトによって異なります。ここでは基本的な考え方のみ説明します。)
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Windowsの場合:
- 画面右下のタスクバーにある、スピーカーの形をしたアイコンを右クリックします。
- 「サウンド設定を開く」または「サウンド」などの項目を選びます。
- 開いた画面で、「入力デバイス」(マイク)と「出力デバイス」(スピーカー/ヘッドホン)の項目を確認します。
- ここに、接続したマイクやヘッドセットの名前が表示されていれば、パソコンは正しく認識しています。もし違う名前になっていたら、使いたいマイク/ヘッドセットの名前を選び直します。
-
VCソフトの場合:
- 多くのVCソフト(Discordなど)には、音声に関する設定画面があります。
- その設定画面で、「入力デバイス」(マイク)と「出力デバイス」(スピーカー/ヘッドホン)として、接続したマイクやヘッドセットの名前が選べるようになっているか確認します。
- もし自動的に選択されていなければ、使いたい機器の名前を手動で選びます。
接続ができているかテストしてみましょう
パソコンにマイクやヘッドセットが繋がったら、実際に声が聞こえるか、相手に声が届くかテストしてみるのがおすすめです。
- Windowsのサウンド設定でテスト: サウンド設定画面の「入力デバイス」の項目で、マイクに向かって話してみて、音量を示すバーが反応するかどうか確認できます。
- VCソフトのテスト機能: 多くのVCソフトには、自分の声が相手にどう聞こえるかを確認できるテスト機能があります。設定画面などを探してみてください。
まとめ
ゲームVCに必要なマイクやヘッドセットの接続は、実はそれほど難しくありません。お使いの機器がUSB接続か3.5mmミニプラグ接続かを確認し、パソコンの対応するポートや端子に correctly差し込むのが基本です。
正しく物理的な接続ができたら、パソコンのサウンド設定やVCソフトの設定画面で、使用する「入力デバイス」(マイク)と「出力デバイス」(スピーカー/ヘッドホン)が、接続した機器の名前になっているか確認してみてください。
これで、VCを使うための第一歩は完了です。機器が正しく繋がっていれば、いよいよボイスチャットを使ってゲームを楽しむ準備が整います。快適なVCライフをお楽しみください。