【超初心者向け】ゲームVCの基本！PCのオーディオ設定とVCソフトを連携させよう
ゲームのボイスチャット（VC）を始めたいけれど、「設定が難しそう」「マイクから声が出ない」「相手の声が聞こえない」といった不安はありませんか？
ボイスチャットを快適に使うためには、主に二つの設定を確認し、連携させることがとても重要です。それは、「お使いのPC自体のオーディオ設定」と、「利用するボイスチャットソフト（Discordなど）の設定」です。
この記事では、PCの基本的なオーディオ設定が、どのようにVCソフトの設定に影響するのか、そして、これらをどのように連携させればスムーズにVCができるのかを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
なぜPCとVCソフトの両方の設定が必要なの？
VCソフトは、PCに繋がっているマイクやヘッドセットを使って音声のやり取りを行います。VCソフトは、まずPCが「どのマイク（入力デバイス）を使って」「どのヘッドセット（出力デバイス）から音を出すか」という基本的な設定を読み取ります。
つまり、PCの設定で「このマイクを使うよ」と指定していても、VCソフトの設定で別のマイクを選んでしまっていたりすると、声が相手に届きません。逆に、PCの設定で「このヘッドセットを使うよ」と指定していても、VCソフトが違うスピーカーを選んでしまっていると、相手の声が聞こえない、ということになります。
だから、ボイスチャットを始める前に、まずPCで「使うマイク」と「使うヘッドセット（またはスピーカー）」が正しく設定されているかを確認し、次にVCソフトでも同じものが選ばれているかを確認する必要があるのです。
ステップ1：PCのオーディオ設定を確認・調整しよう（Windowsの場合）
まずは、お使いのPC自体が、VCで使いたいマイクとヘッドセット（またはスピーカー）を認識していて、正しく選ばれているかを確認しましょう。ここではWindowsを例に説明します。
- タスクバーのスピーカーアイコンを確認します。
- 画面の右下にあるタスクバーに、スピーカーの形をしたアイコンがあります。
- このアイコンを右クリックします。
- 「サウンド設定」を開きます。
- 右クリックするとメニューが表示されます。「サウンド設定」または似たような項目を選んでクリックします。
- 入力デバイス（マイク）の設定を確認します。
- 開いた「サウンド設定」画面の中に、「入力」または「マイク」といった項目があるはずです。
- 「入力デバイスを選択してください」といったプルダウンメニューが表示されていることが多いです。
- ここで、VCで使いたいマイクの名前（例：「ヘッドセット マイク」「USB マイク」など）が正しく選ばれているか確認してください。もし違うものが選ばれていたら、リストから使いたいマイクを選び直します。
- マイクに向かって話してみて、「入力レベル」や「テスト」といった表示が反応するか確認してみましょう。声に合わせてバーが動いたり、音量が表示されたりすれば、PCはマイクの音を拾えています。音が小さすぎる場合は、入力レベルの調整が必要かもしれません。
- 出力デバイス（スピーカー/ヘッドホン）の設定を確認します。
- 同じ画面の「出力」または「スピーカー」といった項目を確認します。
- 「出力デバイスを選択してください」といったプルダウンメニューで、VCで使いたいヘッドセットやスピーカーの名前が正しく選ばれているか確認します。ここも、違うものが選ばれていたら選び直します。
- テストボタンがあればクリックして、音が聞こえるか確認してみましょう。
補足： PCに複数のマイクやヘッドセット（例：Webカメラ内蔵マイク、ノートPC内蔵マイク、USB接続のマイク、モニターのスピーカー、USBヘッドセット、Bluetoothヘッドセットなど）が繋がっている場合、PCがどれを使うべきか迷ってしまうことがあります。ここで、VCで使うものだけを明確に選んでおくことが重要です。
ステップ2：VCソフトの設定を確認・調整しよう（Discordを例に）
PCで使うマイクとヘッドセットが正しく設定できたら、次に利用するVCソフト側の設定を確認します。ここではゲームでよく使われるDiscordを例に説明します。他のVCソフトでも似たような設定項目があるはずです。
- VCソフトの設定画面を開きます。
- Discordの場合、画面左下にある自分のユーザー名の横にある歯車アイコン（「ユーザー設定」）をクリックします。
- 「音声・ビデオ」または「ボイス・ビデオ」の設定を開きます。
- 設定メニューの中に「音声・ビデオ」という項目がありますので、それをクリックします。
- 入力デバイス（マイク）の設定を確認します。
- 「入力デバイス」または「マイクデバイス」といった項目を探します。
- プルダウンメニューが表示されているので、ステップ1でPCのオーディオ設定で選んだのと同じマイクの名前を選びます。PC側では「○○ マイク」と表示されていても、VCソフトでは少し名前が違うこともありますが、PCの設定で確認したデバイス名と一致するものを探して選択してください。
- 入力音量の設定バーがある場合は、最初は少し大きめに設定しておくと、後で調整しやすくなります。
- 多くのVCソフトには「マイクテスト」のような機能があります。利用してみましょう。話してみてメーターが反応したり、自分の声が聞こえたりすれば、VCソフトはマイクの音を拾えています。
- 出力デバイス（スピーカー/ヘッドホン）の設定を確認します。
- 「出力デバイス」または「音声出力」といった項目を探します。
- こちらも、ステップ1でPCのオーディオ設定で選んだのと同じヘッドセットやスピーカーの名前を選びます。
- 出力音量の設定バーがある場合は、聞きやすい音量に調整します。
- 「テストサウンド」のような機能があればクリックして、音が聞こえるか確認します。
重要なポイント： PCのオーディオ設定とVCソフトの「入力デバイス」「出力デバイス」は、必ず同じものを選ぶようにしてください。これがズレていると、VCがうまくできません。
PC設定とVCソフト設定が連携できたら
PCとVCソフトの両方で、使うマイクとヘッドセットが正しく選ばれて連携できていれば、ボイスチャットの準備はほぼ完了です。
- 声が出ない/相手に聞こえない場合: まずはPCとVCソフトの両方で「入力デバイス」が正しく選ばれているか、マイクの入力レベルは十分かを確認しましょう。VCソフト側の「ミュート」ボタンを押してしまっていないかも確認してください。
- 相手の声が聞こえない場合: PCとVCソフトの両方で「出力デバイス」が正しく選ばれているか、ヘッドセットやスピーカーの音量は十分かを確認しましょう。VCソフト側の「ミュート」になっていないかも確認してください。
これらの基本的な設定を確認・調整するだけで、多くのVCトラブルは解決できます。
まとめ
ゲームVCを始める上で、PC自体のオーディオ設定と、VCソフトの設定を正しく連携させることは非常に大切です。
- まずPCのサウンド設定で、使うマイクとヘッドセット（スピーカー）を正しく選び、音量を確認する。
- 次にVCソフトの設定で、PCで選んだのと同じマイクとヘッドセット（スピーカー）を選ぶ。
この二つのステップを踏むことで、音声の送受信がスムーズに行えるようになります。もしVCで「あれ？」と思ったら、まずはこれらの設定を見直してみてください。
基本的な設定が整えば、あとはVCを使ってゲームをもっと楽しむだけです。分からないことや困ったことがあっても、一つずつ確認していけば大丈夫です。快適なVCライフを送りましょう！