伝わるVC入門

【超初心者向け】ゲームVCはゲーミングヘッドセットでOK!選び方・つなぎ方ガイド

Tags: ゲーミングヘッドセット, 機材, 選び方, VC設定, 初心者

「ゲームで友達と話してみたいけど、マイクとかヘッドホンとか、色々あって何を選べばいいか分からない…」

そんな風に悩んでいる初心者ゲーマーの方はいませんか?

ゲームをしながら他のプレイヤーと声で話すことを「ボイスチャット(VC)」と呼びますが、これには「マイク」と「音を聞くためのもの(ヘッドホンやイヤホン、またはスピーカー)」が必要です。

「マイクとヘッドホンを別々に用意するのは難しそう…」と感じるかもしれません。

そこで初心者の方に特におすすめなのが、「ゲーミングヘッドセット」です。

ゲーミングヘッドセットは、マイクとヘッドホンが一体になっているため、これ一つでVCに必要な機材が揃います。ゲーム向けに作られているので、ゲーム音もVCの声も聞き取りやすく、自分の声も相手にクリアに届けやすいように工夫されています。

この記事では、ゲームVCをはじめてみたい超初心者の方に向けて、ゲーミングヘッドセットの簡単な選び方、PCへのつなぎ方、そしてVCソフトでの基本的な設定方法をやさしく解説します。

なぜゲーミングヘッドセットが初心者におすすめなの?

ゲーミングヘッドセットをおすすめする理由はいくつかあります。

  1. マイクとヘッドホンがセットになっている: 別々に選ぶ手間がなく、これ一つでVCに必要な機材が揃います。
  2. ゲームに特化した設計: ゲームの迫力ある音や、VCでの仲間の声が聞き取りやすいように調整されています。また、自分の声がクリアに相手に届くよう、マイクの性能も考慮されています。
  3. 装着感: 長時間ゲームをプレイすることを想定し、快適に装着できるよう工夫されている製品が多いです。

もちろん、マイクとヘッドホンを別々に選ぶのも良い方法ですが、はじめてVCをする方にとっては、まずゲーミングヘッドセットから試してみるのが手軽で分かりやすいでしょう。

はじめてのゲーミングヘッドセット、ここをチェックしよう

ゲーミングヘッドセットを選ぶ際に、初心者の方が特に注目してほしいポイントをいくつかご紹介します。

1. マイクが付いているか確認

ゲーミングヘッドセットには基本的にマイクが付いていますが、念のためマイクが付いている製品であることを確認しましょう。多くの場合、ヘッドホン部分から伸びるアームにマイクが付いています。

2. PCとの「つなぎ方」を確認

ゲーミングヘッドセットにはいくつかの接続方法があります。お使いのPCに合わせて選びましょう。

初心者の方には、PCに挿すだけで使える USB接続 や、PCの端子に挿すだけの 3.5mmミニプラグ接続 が分かりやすいでしょう。

3. 予算に合わせて選ぶ

ゲーミングヘッドセットは価格帯が幅広いです。まずは「試しに使ってみたい」という場合は、数千円台の製品から始めてみるのも良いでしょう。慣れてきて、もっと音質やマイク性能にこだわりたくなったら、少し上の価格帯の製品を検討しても良いでしょう。

高価な製品ほど音質やマイク性能が良い傾向がありますが、はじめてのVCであれば、エントリーモデルでも十分楽しめます。

ゲーミングヘッドセットをPCにつなぐ方法

選んだゲーミングヘッドセットをPCにつないでみましょう。接続方法によって手順が少し異なります。

USB接続の場合

  1. ゲーミングヘッドセットのUSBケーブルを、PC本体のUSBポートに挿します。
  2. Windowsの場合、多くの場合PCが自動的に新しい機器を認識し、ドライバー(機器を動かすためのソフト)のインストールが始まります。画面に指示が表示されたら、それに従ってください。特に指示が表示されなくても、しばらく待つと使えるようになります。

3.5mmミニプラグ接続の場合

  1. PCにある3.5mmの丸い端子を確認します。多くの場合、ヘッドホンマークやマイクマークが付いています。
  2. ゲーミングヘッドセットのプラグを、対応する端子に挿します。
    • 4極プラグ(先端に黒い線が3本入っているタイプ): PCのヘッドホン/マイク共有端子(イヤホンとマイクのマークが一緒に付いているなど)に挿します。
    • 3極プラグ×2本(ヘッドホン用とマイク用が分かれているタイプ): ヘッドホン用のプラグをPCのヘッドホン端子(緑色のリングが付いていることが多い)、マイク用のプラグをPCのマイク端子(ピンク色のリングが付いていることが多い)にそれぞれ挿します。
  3. 正しく挿し込むと、PC側で認識されます。

ワイヤレス接続の場合(USBレシーバー使用)

  1. ゲーミングヘッドセットに付属しているUSBレシーバーをPCのUSBポートに挿します。
  2. 多くの場合、PCが自動的にレシーバーを認識します。
  3. ゲーミングヘッドセット本体の電源を入れ、PCとペアリング(接続)します。ペアリングの方法は製品によって異なるため、製品の取扱説明書をご確認ください。「CONNECT」ボタンを押すなどの簡単な操作の場合が多いです。

接続が完了したら、PC側でヘッドセットが「オーディオデバイス」として認識されているか簡単に確認しておくと安心です。

【PCでの確認方法(Windowsの場合)】

  1. 画面右下にあるスピーカーのマークを右クリックします。
  2. 「サウンド設定を開く」または「サウンド(S)」などをクリックします。
  3. サウンド設定画面で、「出力デバイス」と「入力デバイス」の項目を確認します。
  4. それぞれ使用したいゲーミングヘッドセットの名前が表示されているか確認します。表示されていない場合は、▼マークをクリックしてリストから選択してください。

VCソフトでゲーミングヘッドセットを設定しよう

PCにゲーミングヘッドセットをつないだら、次にVCソフト(Discordなど)でそのヘッドセットを使うように設定します。

例として、多くのゲーマーが利用しているDiscordでの基本的な設定手順をご説明します。(他のVCソフトでも似たような設定方法が多いです)

  1. VCソフト(Discordなど)を起動します。
  2. 設定画面を開きます。Discordでは、画面左下の自分のユーザー名の横にある歯車マーク⚙️をクリックすると開けます。
  3. 設定項目の中から「音声・ビデオ」や「ボイス設定」といった項目を探してクリックします。
  4. 「音声設定」の項目の中に、「入力デバイス」と「出力デバイス」という項目があります。
  5. 「入力デバイス」で、PCに接続したゲーミングヘッドセットの「マイク」を選択します。リストの中にヘッドセットの名前(例: [製品名] Microphone)が表示されているはずです。
  6. 「出力デバイス」で、PCに接続したゲーミングヘッドセットの「スピーカー」または「ヘッドホン」を選択します。リストの中にヘッドセットの名前(例: [製品名] Speaker/Headphones)が表示されているはずです。
  7. 設定画面に「マイクテスト」のような機能があれば、試してみましょう。マイクに向かって話してみて、声が認識されているか確認できます。

これで、VCソフトでゲーミングヘッドセットのマイクとヘッドホンが使えるようになりました。

簡単な使い方のポイント:ミュートと音量調整

VC中は、自分の声が常に相手に聞こえている状態(マイクON)と、声が聞こえない状態(マイクOFF、ミュートと呼びます)を切り替えることがよくあります。

ゲーミングヘッドセットやVCソフトには、マイクを一時的にOFFにする「ミュート機能」が付いています。ゲームに集中したい時や、家族の声などゲームに関係ない音が入ってしまいそうな時に活用しましょう。

また、VCの声が小さすぎたり大きすぎたりする場合は、PC本体やVCソフトの音量設定で調整できます。VCソフトの設定画面にある「入力感度」(どれくらいの声の大きさでマイクが反応するか)や「出力音量」(相手の声の大きさ)を調整してみてください。

まとめ

ゲーミングヘッドセットは、はじめてゲームVCをする方にとって、マイクとヘッドホンを一つで揃えられる手軽な機材です。

お使いのPCに合った接続方法の製品を選び、PCに正しくつないだら、VCソフトの設定画面で入力デバイス(マイク)と出力デバイス(ヘッドホン)にそのゲーミングヘッドセットを選択するだけで準備完了です。

まずはゲーミングヘッドセット一つで、気軽にゲームVCの世界に飛び込んでみましょう。きっとゲームプレイがさらに楽しくなるはずです。

もし「つないだけど声が聞こえない」「マイクが反応しない」といったトラブルが起きた場合は、PCのサウンド設定やVCソフトの設定を再度確認してみてください。このサイトの他の記事でも、トラブルシューティングについて解説していますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。