伝わるVC入門

はじめてのゲームVCでつまずかない!Windowsのマイク設定ガイド【超初心者向け】

Tags: ゲームVC, Windows設定, マイク設定, 初心者, 音声トラブル

はじめてのゲームVC、Windowsのマイク設定はできていますか?

ゲームをしながら友達と話せるボイスチャット(VC)は、ゲームをさらに楽しくしてくれる機能です。いざVCを始めようと、VCソフトをパソコンに入れたり、マイク付きのヘッドセットをつないだりしたのに、「あれ?自分の声が相手に届かない…」と困ったことはありませんか?

VCソフトを開いて設定を見ても、何が原因か分からないという方もいらっしゃるかもしれません。実は、VCソフトの設定よりも前に、パソコンそのものがマイクを正しく認識していて、使える状態になっているかを確認することがとても大切です。

この記事では、はじめてゲームVCをする方がつまずきやすいポイントの一つである、Windowsの基本的なマイク設定を確認・調整する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。VCソフトを開く前に、まずはパソコン側の設定をチェックしてみましょう。

パソコンがマイクを認識しているか確認する

まずは、お使いのパソコン(Windows 10またはWindows 11)が、つないだマイクを正しく認識しているか確認します。

  1. パソコンの画面の右下にある、スピーカーのマーク(音量アイコン)を探します。
  2. このスピーカーマークの上で右クリックします。
  3. 表示されたメニューの中から、「サウンド設定」または「サウンドの設定を開く」を選んでクリックします。

Windowsのスピーカーアイコンと右クリックメニューのイメージ (画像はイメージです。お使いのWindowsのバージョンによって表示が異なる場合があります。)

サウンド設定画面が開いたら、「入力」という項目を探してください。

「入力」の項目に、現在パソコンにつながっているマイク(例: ヘッドセットのマイク、Webカメラのマイク、外付けマイクなど)が表示されているか確認します。もし複数のマイクが表示されている場合は、ゲームVCで使いたいマイクが選ばれているかを確認してください。

Windowsサウンド設定画面の入力デバイス表示イメージ (画像はイメージです。表示されるマイクの名前は、お使いの製品によって異なります。)

もし、ここで使いたいマイクの名前が表示されていない場合は、マイクが正しくパソコンに接続されていない可能性があります。マイクのケーブルがしっかりと挿し込まれているか、USBマイクの場合は別のUSBポートに挿し直してみて改善するかなどを試してみてください。

マイクの音量(入力レベル)を確認・調整する

マイクがパソコンに認識されていても、音量が小さすぎると声が相手に届きません。サウンド設定画面で、マイクの入力レベルを確認しましょう。

サウンド設定画面の「入力」項目で、使用するマイクが選ばれていることを確認したら、その下に表示されている「入力レベル」や、マイクに向かって話すと動く青いバー(またはメーター)を見てください。

Windowsサウンド設定画面の入力レベルメーターイメージ (画像はイメージです。場所や表示はWindowsのバージョンで異なる場合があります。)

マイクに向かって普通に話してみて、この青いバーが真ん中あたりまで動くのが理想です。もし、ほとんど動かない場合は、マイクの音量が小さすぎるかもしれません。

音量を調整するには、「入力」項目の下にある「デバイスのプロパティ」や、マイクの「音量」スライダーなどを探してください。そこでマイクの音量を大きく調整してみましょう。調整後、もう一度マイクに向かって話してみて、メーターの動きを確認してください。

Windowsマイクプロパティ画面の音量調整イメージ (画像はイメージです。設定項目はマイクの種類やドライバーによって異なります。)

Windowsのプライバシー設定でマイクの使用を許可する

Windowsには、アプリがマイクを使えるようにするかどうかのプライバシー設定があります。この設定がオフになっていると、VCソフトがマイクを使えません。

  1. Windowsのスタートボタン(画面左下の窓のマーク)をクリックします。
  2. 歯車のマークの「設定」をクリックします。
  3. 設定画面が開いたら、「プライバシーとセキュリティ」という項目を探してクリックします。

Windowsスタートメニューと設定アイコンイメージ Windows設定画面のプライバシーとセキュリティ項目イメージ (画像はイメージです。)

  1. 左側のメニューの中から「マイク」という項目を探してクリックします。
  2. 「マイク」の設定画面で、いくつか確認するポイントがあります。

    • 「マイクへのアクセス」オンになっているか確認します。これがオフだと、どのアプリもマイクを使えません。
    • (Windows 10の場合など)「アプリがマイクにアクセスできるようにする」という項目がオンになっているか確認します。
    • (Windows 10の場合など)その下にある、個別のアプリのリストの中で、お使いのVCソフトがマイクを使えるように設定されているか確認します。
    • (Windows 10の場合など)画面を下にスクロールして、「デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする」という項目がオンになっているか確認します。DiscordやTeamSpeakなど、多くのVCソフトはこの「デスクトップアプリ」にあたります。

Windowsプライバシー設定画面のマイク設定イメージ (画像はイメージです。表示される項目はWindowsのバージョンによって異なります。)

これらの設定がオフになっている場合は、オンに変更してください。設定を変更したら、念のためパソコンを再起動することをおすすめします。

ここまでの設定を確認しても声が入らない場合

この記事で紹介したWindows側の基本的なマイク設定を確認しても、まだ声が入らない場合は、VCソフト側の設定や、別の原因が考えられます。

これらの原因と対処法については、別の記事で詳しく解説しています。

まとめ

ゲームVCを始める前に、Windowsのサウンド設定やプライバシー設定でマイクが正しく認識され、使用が許可されているかを確認することは、トラブルを防ぐための大切な一歩です。

VCソフトの設定画面でマイクが見つからない、声が入らないといった問題に直面したら、まずはこの記事を参考に、パソコン本体のマイク設定をチェックしてみてください。これらの基本的な設定ができていれば、スムーズにゲームVCを楽しめるようになるはずです。

もしこの記事の手順で解決しない場合でも、焦る必要はありません。一つずつ原因を探して、快適なVC環境を整えていきましょう。