伝わるVC入門

【超初心者向け】ゲームVCで声の大きさを調整!マイク感度設定をやさしく解説

Tags: ボイスチャット, VC, マイク設定, Discord, 初心者向け, 音声トラブル

ゲームをしながら仲間と話すボイスチャット(VC)は、楽しさをぐっと深めてくれます。でも、「自分の声が小さくて相手に聞こえにくいみたい…」とか、「ちょっとした周りの音まで拾っちゃってるかな?」と心配になったことはありませんか?

これは「マイク感度」の設定が関係しているかもしれません。マイク感度とは、簡単に言うと「どのくらいの大きさの音をマイクが拾うか」という設定のことです。この設定を自分の環境や話し方に合わせて調整することで、あなたの声が仲間にはっきり届き、かつ不要な音は拾いにくくなります。

この記事では、ゲームVCで使うマイク感度とは何か、そしてどうやって設定すれば良いのかを、超初心者の方にも分かりやすく丁寧にご説明します。

ゲームVCのマイク感度設定とは?なぜ調整が必要なの?

マイク感度設定は、あなたのマイクが「音声を拾い始める音量のライン」を決めるものです。

例えば、マイク感度が高すぎると、小さな話し声はもちろん、キーボードの打鍵音や部屋のちょっとした物音、家族の声なども拾ってしまうことがあります。逆に、マイク感度が低すぎると、あなたが普通に話している声ですらマイクが反応せず、相手に声が届かない、ということが起こります。

ゲームを快適に、そしてスムーズに楽しむためには、あなたの「話し声だけ」を適切に拾って、不要な音は拾わないように調整することが大切です。この調整をするのが、マイク感度設定なのです。

マイク感度設定の基本:自動調整と手動調整

多くのVCソフトには、マイク感度を設定する方法として主に二つのやり方があります。

  1. 自動調整機能: VCソフトがあなたの話し声や周りの環境音を自動的に判断して、最適なマイク感度を自動で設定してくれる機能です。はじめて設定する方や、細かい調整が苦手な方には、まずこの自動調整を試してみるのがおすすめです。手軽に設定できるのがメリットです。

  2. 手動調整: 自分で「この音量から拾う」というラインを細かく設定する方法です。自動調整ではうまくいかない場合や、特定の音(例えばキーボード音)だけを拾いたくない場合に、より自分に合った設定をすることができます。少し手間はかかりますが、より理想的な通話環境を目指せます。

最初は自動調整を試してみて、それでもうまくいかない場合に手動調整にチャレンジすると良いでしょう。

Discordでのマイク感度設定手順(例)

ここでは、多くのゲーマーが利用しているVCソフト「Discord」を例に、具体的なマイク感度設定の手順をご説明します。他のVCソフトでも、似たような設定項目があることが多いので、参考にしてみてください。

1. Discordの音声設定画面を開く

まず、Discordアプリを開きます。画面の左下にあるあなたのユーザー名とアバターの横に、歯車のマーク(「ユーザー設定」)がありますので、これをクリックしてください。

設定画面が開いたら、左側のメニューの中から「音声・ビデオ」という項目を探してクリックします。

2. 「入力感度」の設定項目を見つける

「音声・ビデオ」の設定画面に、「音声設定」という項目があります。この中に「入力モード」や「入力感度」に関する設定項目があるはずです。

通常、「入力モード」が「音声認識」になっていることを確認してください。(もし「プッシュトゥトーク(PTT)」になっている場合は、特定のボタンを押している間だけ声が入る設定です。今回は音声認識モードでのマイク感度設定について説明します。)

「入力感度を自動で調整する」というチェックボックスがあるか確認してください。

3. 自動で設定してみよう

まずは簡単な自動調整を試してみましょう。

「入力感度を自動で調整する」というチェックボックスにチェックが入っていることを確認してください。

Discordがあなたのマイクから入ってくる音量を分析し、自動的に最適な感度を設定してくれます。設定はこれで完了です。一度、誰かと話してみて、相手にどのように聞こえるか確認してみましょう。

もし、自動調整ではうまくいかない(声が聞こえにくい、周りの音を拾いすぎる)場合は、手動調整に進みます。

4. 手動で細かく調整してみよう

自動調整のチェックボックスを外すと、「入力感度」を手動で設定できるようになります。

「入力感度」のすぐ下に、横長のスライダーと、マイクから入ってくる音量を示すバーが表示されているはずです。

手動調整のコツ:スライダーの意味を理解する

このスライダーは、「どのくらいの音量になったらマイクが音を拾い始めるか」という「しきい値(ライン)」を設定するためのものです。

画面に表示されるマイク音量バーを見ながら調整するのがポイントです。あなたが普通に話したときにバーがしっかりと反応し、かつ、話していないときにバーが設定したスライダーのラインより下にある(マイクが反応しない)位置を探しましょう。

5. 必ずマイクテストをしてみましょう

設定を変えたら、必ずマイクのテストをしましょう。

Discordには、設定画面で自分のマイクの音量を確認できる機能があります(画面の指示に従ってテストできるはずです)。ここで自分の声が適切に拾われているか、逆に話していない時に周りの音が拾われていないかを確認できます。

また、実際にフレンドと簡単な通話をしてみて、「声はちゃんと聞こえる?」「周りの音(キーボードや足音など)は気にならない?」と聞いてみるのが一番確実な方法です。

より快適にするためのマイク感度設定のコツ

手動でマイク感度を設定する際に、さらに役立つコツをいくつかご紹介します。

静かな環境で一度設定してみる

まずは、できるだけ静かな環境であなたの声だけがマイクに入るようにして、設定を試してみましょう。これであなたの「普通の話し声」がどのくらいの音量レベルなのかを把握できます。

実際にゲームをしながら調整する

静かな環境での設定も大切ですが、実際にゲームをプレイしている時には、ゲームの音やコントローラーを操作する音など、色々な音が発生します。これらの音がマイク感度に影響することがあります。

そのため、最終的な調整は、実際にゲームをプレイしながら、またはゲームを起動した状態でテスト通話をするのがおすすめです。ゲーム中の音が入った状態で、スライダーの位置を微調整してみてください。

どの音を拾いたいかを考えてみる

「どうしてもキーボードの音が入ってしまうけど、ゲーム中の指示は小さな声でも拾ってほしい」など、あなたのプレイスタイルや環境によって、「拾いたい音」と「拾いたくない音」があるはずです。

例えば、常に活発にコミュニケーションを取りたい場合は、少し感度を上げて小さな声でも拾えるようにするかもしれません。逆に、静かにプレイしたいが、必要な時だけはっきり伝えたい場合は、感度を下げて不要な音を拾わないようにするかもしれません。

あなたの目的に合わせて、スライダーの位置を調整してみましょう。

まとめ:マイク感度を調整して快適なVCを楽しもう!

ゲームVCのマイク感度設定は、少し難しそうに感じるかもしれませんが、あなたの声が相手にしっかり届き、快適なコミュニケーションをとるためにとても大切な設定です。

まずは自動調整を試してみて、必要であれば手動で調整してみましょう。この記事でご紹介した手順やコツが、あなたのVC環境をより快適にする手助けになれば嬉しいです。

もし設定で困ったことがあれば、またいつでも『伝わるVC入門』の記事を参考にしてみてくださいね。快適なボイスチャットで、ゲームをさらに楽しみましょう!